煮込み料理は4mm厚のアルミ鍋におまかせ
■キングの名にふさわしい、4mm厚の鍋
西洋料理用の鍋といえば、銅一択だった時代。
「4mm厚のアルミ鍋があれば、銅鍋と同じことができるのに」というある名シェフの言葉に初代社長が奮起。同社ならではの特殊ドロイング機械を用いてつくりあげたのが、業界最厚のプロキングシリーズです。
「業務用の鍋といえば中尾アルミ」といわれるほど、プロに選ばれる道具を手掛ける同社ですが、中でもプロキングシリーズは最高級のシリーズ。
その厚みにより、熱をしっかりとキープ、まんべんなく素材を温めることができて、料理をまろやかに仕上げられるのが特長です。しかも銅より軽く、価格が抑えられるのはアルミだからこそ。
火加減が重視される西洋料理にうってつけの鍋は、誕生以来一流ホテルやレストランで選ばれつづけています。
▲内部に目盛りつきなので計量不要です
▲蓋のつまみや取っ手は真鍮製、アルミよりも熱伝導率は低いですが熱くはなるのでミトンをご使用ください
■お鍋がおいしくしてくれます
寸胴鍋は、一度沸騰してしまえば弱火で沸きつづけてくれます。
コトコト長時間煮込む料理におすすめとのことだったので、実際にエンベロープスタッフが自宅で試してみました。
つくってみたのは野菜とお肉のスープ。まずは肉を、時間差で野菜を入れて、火の通りの速い野菜は途中で取り出したりしながら、弱火で3時間ほど煮込みました。
熱量が安定しているので火加減の調整は不要でした。
野菜は煮崩れず、肉はほろりと柔らかく。煮詰まらないのでスープは澄んできらきらと。手間いらずで、素材のおいしさが行き渡ったスープをつくることができました。
たっぷりとした容量を生かして、鶏をまるごと使ったスープストックづくりにもよさそうです。
スタッフが使用したのは直径21cmサイズ。さらに大きい24cmもご用意しています。どちらも容量はたっぷりですが背が高いので、コンロで邪魔になりません。
▲直径21cm、重さは2.5kg
▲直径24cm、重さは3.2kg
▲背が高いからパスタを茹でるのにも便利
■難しいお手入れは不要、カレーもするり
初めて使うときのお手入れをご紹介します。
まず鍋をよく洗い、お米のとぎ汁や野菜くずを水と一緒に入れ、ひと煮立ちさせ被膜をつくります。そうするとある程度、変色を防ぐことができます。
普段のお手入れは、とてもシンプル。スポンジに洗剤をつけて洗って乾かすだけです。ミルクなどの被膜は、あらかじめ亀の子たわしで取るときれいになりますよ。
カレーもつくってみたのですが、調理後の鍋底に残ったカレーもゴムベラでするりとはがれました(中尾アルミ製作所のスタッフの方は、なんと4回温めたカレーもゴムベラで落ちたとおっしゃってました)。
空気や水によって黒っぽく変色する場合もありますが、アルミ自体が保護膜(黒ずみ)を成形して腐食から守ろうとしているからで、害はありませんのでご安心ください。
もし変色が気になったら、クレンザーで磨き洗浄した後、変色防止のとぎ汁や野菜くずでもう一度お手入れをしてください。
▲右半分が黒ずんだ打ち出し鍋。お手入れでこんなにきれいになります(写真提供:中尾アルミ製作所)
■経験と技術がつくる美しい道具
昭和33年の創業より、名シェフに愛される鍋をつくりつづける中尾アルミ製作所。おいしいもののためには妥協を許さないプロの声を生かした商品には、もちろん家庭用としても優秀です。
「耐久性の高い国内のアルミ素材を使い、国内で製造すること」を大切にする同社ですが、機械だけではいいものはつくれず、そこに携わる人が重要なのだといいます。
いいものづくりは、長年の経験と技術が欠かせないのだそうです。
▲成形の様子 写真提供/中尾アルミ製作所
「業務用鍋は一生もの」という考えのもと、アフタフォローも行っています。お使いいただくうちにおこる劣化などにも対応してくれますので、安心して末長くご愛用ください。
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《おいしいつくり手》レストランでも家庭でも。中尾アルミの鍋が愛される理由。SHOPPING MEMO
材質:アルミ
サイズ:
21cm:内径210×深さ210㎜ 容量7.3L
24cm:内径240×深さ240㎜ 容量11L
※IHではご使用いただけません。
※変色の原因となるため、食洗機は使用しないでください。
※使用後はよく洗って乾燥させてください
※取っ手のっ文が熱くなる場合があるのでご注意ください
※縁まで水等を満たした状態で使用しないでください
※お鍋の中に長時間料理を保存しないでください
※焦げついた場合、水やお湯に充分浸して柔らかくした後、中性洗剤をつけたスポンジで丁寧にお取りください
※酢、重曹等の酸性またはアルカリ性のものの使用はなるべく避けてください