LISETTE-コート手帖
コートの季節到来です。リゼッタのコートは素材もデザインもさまざま。
通勤や休日、ハレの日、用途にあったコートを選びたいもの。
シルエットや素材、特長的な6型について詳しくご紹介します。
レオナール
ウール100%のカルゼ織のコート。
しっかりとした綾目が美しい生地。
グレイッシュなアンティークホワイトは、気恥ずかしい真っ白なコートではないのがテーラードのデザインと重なりあってより着やすさを生む。
ゆったりとしたシルエットは中に着こむこともでき、裾にむかって少しすぼまったシルエットはしっかり女性らしさもキープした一着。
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ファビオラ
服づくりに関わる仕事をしていると、作り手の苦労話を耳にすることがある。このダウンコートは理想とするかたちを出すためにデザイナーやパタンナーが知恵を出し合ったという。
やさしい風合いのイタリアンツイードに包まれた、たっぷりのダウンはとてもあたたかい。
ダウンらしいデザインを意識しながら、カジュアルまでいかないダウンのふんわり感をだしながらも、バランスをとるところに作り手の苦労が隠れているのだそう。
たとえば、袖口の仕様、襟によりたっぷりつまったダウン、前立ての佇まいまで。じっくり見てみると発見があるかも。。。
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アガーテ
本来光沢あるサテン織の生地にあえてダメージを施して仕上げた、ファリエロサルティ社のウールシルクサテン。裏にキルティングをあてることによって70年代を感じさせる美しいテントラインをつくりだしている。
テーラード型の前衿、古着のような擦れた素材感、黒というカラーにメンズライクな力強さを感じるが、テーラードからつながるすこし抜け感のある大きめの衿、大きなフラップのアウトポケットすべてに微妙に綿をいれリゼッタが大切にする女性らしさも存在する。
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アニタ
あらゆるラインが美しい1着。
前あきから伸びるVネックラインはカーブしながら首から少し浮かせたスタンドカラーに続く。
袖先からウエスト近くまでおりてくる袖下のラインは美しさだけでなく着やすさにつながるゆとりを生む。大きなフラップがウエストでシェイプして裾に向けて上品に広がる縦長のラインをより強調しクラシカルで女性らしいこのコートの特徴を印象づける。
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レニー
クラシックやトラディショナルなデザインのラインナップが多いなか1番のカジュアル。
とはいえ、水牛の角のボタン、とおした紐の牛革のタブなどのディテールは細かいところまで行き届いている。
上質なキャメル混の生地はとてもしなやかで、カーキのようなこげ茶のような何色ともいえないけど絶妙な色合い・・・
すぐそこの買物にさっと羽織れるような気軽さがあるけれど、そんなちょっとした外出さえもスペシャルになるコートである。
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クラウス
ジャカード織の生地の模様にまず目がいってしまうけれど、袖口やポケット口、衿ぐりから前あきをとおって裾につながる濃い青のパイピングがこのコートの名脇役。
ほどよくメリハリがついてこの生地の柄がより引き立つのだろう。
柄ものコートというと何となく敬遠しがちだけれど、頭の中であれこれ組み合わせてみると色々アリ。
白いセーターやふんわりギャザースカートも素敵だけれど、オレンジや水色、キャンバスに絵の具をのせるように意外性をたのしんで自由コーディネートしてほしい。
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