セーターに、ワンピースに、重ねて楽しむジレ

■重ねて優しい丸みを添える
susuriのコレクションで目にする、2枚貝をイメージしたムールベスト。秋冬は厚みのあるドビー生地でつくったアイテムが登場です。▲モデル身長159cm
▲2枚貝をイメージした後ろ姿もポイント
すっきりして見えるけれど、ふっくらとした生地と胸元の曲線のステッチワークがやわらかな印象を与えます。シンプルなセーターに合わせるだけで、どことなく明るく、やさしい雰囲気に。
後ろのスナップボタンとゴールドのボタンで留める仕様になっています。後ろから見るとゴールドボタンがきらり。
共布のベルトを使っていろいろアレンジができます。紐は取り外しができますが、きちんと脇にループがあるので、紐が落ちる心配もありません。
そのまま後ろに持ってきて結べば、前はすっきり、後ろにポイントができます。
後ろに通さず、前で結べば後ろの2枚貝のイメージがより際立ちます。
■susuriのアイテムと組み合わせて
ムールベストと同じ生地でつくった、フロッグパンツと合わせると一段上のセットアップを楽しめます。インにはシャツなどを合わせても。▲ポエータハイネックセーター、フロッグパンツと合わせて
また、ワンピースの上に重ねるコーディネートもおすすめ。1枚で着るのとは全く違った印象になります。
▲着用イメージ モデル身長166cm キグナスドレスの上にベルトを後ろリボンで結んで着て(※こちらは春夏のムールベストのため当該アイテムとは異なります)
■あたたかく柔らか、それでいてきりっとした生地
刺し子調のステッチが並んだ、ブロードとガーゼの2重織りのドビー生地を使用しています。シルエットをきれいに保つハリ感のある見た目ですが、触れるとやわらかく、裏は微起毛なので心地よい肌ざわりです。あたたかみのある素材ながら、アイボリーのカラーは少しグレーがかった、冬の朝のようなきりっとした印象。
■2020AW ”REANIMATION”
デザイナーの齋藤龍也さんが、ポルトガルを旅したときに出合ったJoan Jonas の展覧会からインスパイアされた今回のコレクション。
「素直で飾らず、チャーミングで美しい、少しぎこちなくて少し不気味な世界に触れたその瞬間に、 心を奪われました」「彼女の作品がもたらしたインパクトから、”日々の旅”をテーマに掲げて歩んできたこれまでを再度見つめました。
大切に考えてきたこと、つまり、密やかであることや心地のよい裏切りなど精神の部分と、 過去や固定のテイストからの掘り起こし、 丸みと直線の共存や前後の印象の違いにユーモアや意外性を加えるディティールなどカタチづくりの部分。
それらを整理し、今の気分とこれから示していきたい価値観を重ねました。これまでと、これから。静かに強く再び動き出すための、内側を素直に表したシーズンです」
関連記事
《つくり手ファイル》服を着て始まる、自分だけのストーリー/susuri齋藤龍也さん
SHOPPING MEMO
素材:綿100%
着丈 50cm、身幅 46cm、肩幅 33cm
※平置きでの実寸のため、多少の誤差がある場合があります。