アレンジ自在の重ね着ベスト

■一枚重ねて、やわらかい印象に
曲線のステッチワークと背中の開きで、2枚貝をイメージしたジレ。



後ろのアイアンボタン1つで留め、同布のベルトを使っていろいろアレンジできます。




アームホールのデザインはゆったりと広め。

シャツだけでなく、ワンピースを合わせても窮屈にならず、幅広い着こなしができますよ。

■同シーズンのアイテムと組み合わせて
ムールベストは、20ssのアイテムと相性ばっちり。カルマールブラウスの上にベルトなしで着ると、2枚貝らしい重なりがはっきりして、正面はAラインに見えます。

キグナスドレスの上に、ベルトを後ろリボンで結ぶとほど良い弛みがあります。


緩急が出て、ドレスの裾の広がりが強調されます。
ベルトを一周させて前でリボン結ぶと、くっきりとウエストマークできます。

■たくましく、ナチュラルな風合い
凹凸のある独特な生地は、経にリネン、緯に3本並べた綿糸を平たく接着してつくった糸を使用。綾の組織を崩して織ったコットンリネンです。
ナチュラルな風合いでありながら肉厚でしっかりした生地感は、普段使いにぴったりです。

同じ生地でつくったフロッグパンツとのセットアップもおすすめです。


■2020ss”cross the line”
susuriの2020ssコレクションのタイトルは”cross the line”。そのテーマについて、デザイナーの齋藤さんはこう伝えます。
「先行きへの不安を抱えつつも力強く様々な文化を内包し膨らむ湿潤な街、香港。そこに暮らすエレガントで奥ゆかしく、誠実で健気な男女が出会い、別れるまでの、儚げで脆く、危うく張り詰めた恋の記憶の映画 “花様年華“。
戸惑いや高ぶり、慈しみと慰めなど1つではない感情を同時に抱えてすれ違った記憶を振り返り、虚しさに切なくなるさま描いた映画をイメージして、甘美で曖昧、密やかに優雅。
男と女の観念や古典とモダンなどスタイルの交錯という、susuriが目指してきた記憶を辿って、さらに次の一歩を踏み出す新しい形を目指し、中国の柄、果物や植物の色などをヒントに淡いコントラストでまとめ、伝統的な仕様のスリットに人々のすれ違いが現代の分断を重ねたシーズンです」
SHOPPING MEMO
素材:コットン100%着丈 50cm、身幅 48cm、肩幅 34cm
素材の特性上、ネップやシワ、ヨレや畝、があります。