こんにちは。こんばんは。寝具店のみやしたです。
寝具店が昨年7月にオープンして約半年が経ちました。春からはマットレスに代わる「ベース部分や敷き寝具」をご紹介したく、日々スタッフわたなべとともに吟味しています。
そんな敷き寝具と深く関係するのが、年末のアンケートでも多くの声をいただいた「枕が合わない問題」。寝具を売る側の目線でも、買う側の目線であっても、枕を選ぶことがいちばん難しいな、と感じています。
頭や首回りだけの事情だと思いがちな枕ですが、いろんな枕を試してみた結果、ベース部分の具合によって、高さや合うものが変わることを体感しました。
枕選びは全身で考え「敷き寝具がしっかり身体を支え、姿勢よく眠れているか」を判断することが重要。そして頭もできるだけラクにのせ、頭自体も体圧分散できるのが好ましいよう。
また他に、枕のざっくりとした判断基準は、横向き寝なのか、それとも仰向け寝なのか(横向き寝の場合は首と敷寝具の間を埋めるために高さが必要。仰向け寝の場合は低めでも)です。
これまで枕をいくつか購入されている方は、敷き寝具を見直すことで、手持ちの枕が合うようになる可能性があります。なので、ベッドパッドの追加や敷き寝具が身体にあっているのか確認することを積極的におすすめしたいです。
枕を検討中の方は、眠っているときの悩みがないか(腰などが痛くなく、現在の敷き寝具のままでよいか)振り返ってから決めてください。
ところで、最近 枕のサンプルを使用して何日か眠る機会がありました。体勢はとてもラクでぐっすり眠れたのですが、最初の3~4日はどうもパーンと張った羽根まくらの感じが恋しいのです。
そんな体験から、安心したり、満足する状態は過去の慣れと相関関係にあるのではないかと。既に経験している馴染みのあるものは人間にとって非常に強く、いつでも基準になってしまうんだな、と感じました。
そして驚いたのは、5日以上経つと、急にその枕が馴染んできました。もしかしたら、これが私のスタンダードになるという予感も?人間の感覚って不思議です。
枕も敷き寝具も、自分にとっての安心感を大切にしながら、新しい「好き」を探していけば、より満足した眠りが手に入るのかもしれません。
スタッフみやした