軽くて丈夫な鍋敷きはどこか懐かしい台所用品
使い込むほどに味わいが増し、濃く、艶のある飴色になっていくあけびかご。大切に使うと、何十年でも使えるものです。
あけびの「土瓶敷き」はサイズ違いで揃えたくなる、使えるキッチン用具です。
■使い込むほど味わいの増す、育てるあけび
青森県のあけびは色が濃いことが特長で、とくに若木山のあけびは良質なものとして知られています。最初はあけび蔓そのままの薄茶色ですが、使えば使うほど艶が出てきて飴色に変化していきます。
▲あけびかご 新波型皿 大に鍋敷きを入れて
県内で採れるあけびの量は年々減っているそうで、これからますます貴重なものになるかもしれません。たくさん使って、どんどん自分だけのあけびに育ててください。
▲[東屋]於福鍋にもとても合います
手の脂で艶が増していくので、撫でるのも日々のお手入れとしていいそうです。
▲ひとつひとつ、色味や形に個性があります
良質なあけびと確かな技術で編まれているのでとても丈夫な鍋敷き。軽くて、隙間にさっとしまえる、使いやすいアイテムです。
▲手仕事を感じる縁の編み
▲裏には蔓の終わりが
▲ゆとりある、すこし大き目のサイズを[空間鋳造]南部鉄瓶 Eggに合わせて
透明感のあるガラスに合わせるととても涼し気な印象に。冷たい麺を入れた鉢にも鍋敷きはおすすめです。
▲土鍋には大きめサイズが安定感があるのでおすすめです
■揃えたくなるサイズ展開
サイズは5種類。4寸、5寸、6寸、7寸、8寸をご用意しています。
▲手前右から4寸、5寸、6寸、7寸。奥が8寸です
サイズ違いで2、3枚そろえて、食卓のアクセントにも。大きい8寸の鍋敷きはランチョンマットにも使えそう。
▲小さい4寸はコースターにも
▲濡れたらよく乾燥させてから収納してくださいね。
■青森の貴重な自然の恵みと手仕事
1949年に青森県弘前市で創業した宮本工芸では、蔓細工の職人がほとんどいなくなってしまった現在も、昔から伝わる技術を守りながら職人の手仕事によってあけびかごを制作しています。
岩木山に自生するあけび蔓は、収穫できる色味や形状、長さなど、その年によってさまざま。一つとして同じものはありません。だからこそ、職人の経験が活きてきます。
材料であるあけび蔓もつくり手である職人も、時代の変化に伴い少なくなってきている現在。美しくて丈夫なかごは失われるには惜しく、何とか受け継いでいきたい手仕事です。
■関連記事
つくり手の宮本工芸へのインタビューもぜひ合わせてご覧ください。
《つくり手ファイル》素材そのものの美しさを引き出す、かごづくり 宮本工芸
SHOPPING MEMO
材質:あけびの蔓
4寸 サイズ:W約12cm 重さ:25g
5寸 サイズ:W約15cm 重さ:35g
6寸 サイズ:W約18cm 重さ:55g
7寸 サイズ:W約21cm 重さ:80g
8寸 サイズ:W約24cm 重さ:100g
※あけびかごは天然素材で手づくりしているので、一つ一つサイズや形が違います。
※自然のものですので色の違いやはがれ、多少の傷や割れがありますが、使用するには差し支えありません。
※画面の表示の色は、ご利用の環境その他により実際の色と多少異なる場合があります。
お手入れ方法
●ほこりが付いた場合は、小箒やたわしなどで目に沿って軽く払ってください。
●水に濡れた場合は風通しのよいところで陰干しをし、よく乾かして保管をお願いします。