先日、睡眠学者である柳沢正史さんが出演している動画を視聴しました。
この方は、1998年に睡眠や覚醒にに関わる「オレキシン」という神経伝達物質を発見し、第一線で睡眠メカニズムを研究されています。動画の中で、睡眠時間に関わる興味深い話があったので、おやすみノートを通じてお伝えできたらと思いました。
いきなりですが、自分にとって適した睡眠量って知っていますか。
必要な睡眠量は個人によって異なり、大人の場合は7時間前後、短い人は6時間くらいで済む方もいれば、8時間くらいの方もいるそうです。
睡眠を高めるには量、規則性、質の3つの側面に注目する必要があり、その動画では自分にとって眠くなく、テンション高く過ごせるベストな睡眠量を調べる方法が2つ紹介されていました。
1つ目は、平日も週末も同じ時刻に起きて眠ることを条件とし、その中で4~5日間くらいふだんより30分ぐらい毎晩長く眠ってみる。そして「今までと比べて日中の身体の調子はどうか」を自問自答していくといったものでした。
そうすると、ほとんどの人が30分長く眠ると身体の調子が上がり、明らかによいのであれば、さらに30分伸ばしていって自分にとって十分な睡眠だと思う量を探していくとよいのだそう。
もうひとつは、4日間4晩連続して、いくらでも眠れる日を確保し、眠れるだけ眠ってみるというやり方でした(この場合も平日も週末も同じ時刻に起きて眠る)。
自力で起きるまで眠り続けると、働き世代の場合は初日は10時間くらい眠ることがあるんだとか。2晩目になると、そんなに長く眠れなくなり、3晩目はさらに眠れなくなるという。そして4晩目はだいたい睡眠量が一定になってきて、その値がその人にとって充分な量だとお話されていました。
こんなふうに分かるなんて実験的で面白いなと思いました。身体が求める睡眠時間を知るため、近いうちにチャレンジしてみる予定です。
スタッフみやした