先日寝具を見直したいとお客さまからメールでご相談を受けました。今日はその内容を元に2つの商品にスポットを当てたお話。少し長くなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。
「現在は木製のベッドに羊毛敷き布団一枚を敷いて眠っていて、背中や腕などに痛みがある。布団が長年の使用で嵩が減っているので、上に重ねる寝具を以下の2つを検討中。自然素材の寝具で揃えたい」というご相談。
a. ISHITAYA フランスウールピレネーベッドパッド700(以下 700)
b. billerbeck ボゥルフ敷きふとん(以下 ボゥルフ)
まずは2つの違いと使用感について。700はベッドパッドで、ボゥルフは敷き布団ということもあり、ボゥルフのほうが厚みに加えて羊毛の芯がある分倍の包容力が感じられます。
双方眠り心地は柔らかくふかふか、身体の凹凸を埋めて下から支える力のある寝具です。ウールが汗を吸い、冷えを防いで就寝中の通気を補ってくれます。
"いずれか一枚のみ"を布団に重ねるのだとしたら厚さと弾力がある分、身体を支えてくれる力の強いボゥルフがおすすめ。
ベッド+敷き布団一枚+「何か」ですと、圧倒的に厚さがあるほうがより望ましいという考えです。
仰向け寝になった状態で、身体の一番重たいところは腰とお尻、次は肩。硬いところで、腰などの下に隙間がある状態で眠っていませんか?
敷き寝具にはその重たいところを下から支えつつ、S字の身体を立体的に包んで凹んでくれる厚みと柔軟性が必要です。
横向き寝になった時、床板に身体が近く感じる箇所はないか?なども選ぶ基準になります。寝返りのしやすさなども意識してみてください。
700は二枚重ねての使用も推奨されている商品ですので、700を二枚、ボゥルフ一枚では概ね同等の眠り心地。700は軽量な分、干しやすくベッドメイクが楽です。3枚重ねて使用される方も。
予算やお手入れのしやすさ、用途の広さなどで選んでいただくのもよいかと思います。
補足で、ベッド本体はベッドマットレスを敷いて眠るものとしてつくられているものが一般的です。敷き布団一枚の厚さや仕様、素材によっても変わりますがおすすめできません。身体への負担も心配ですし、ベッドを傷める原因になります。
お客さまは最終的に、まずはお試しにと700を一枚選ばれました。さっそく使用された感想をいただいたところ「ウールベッドパッドのおかげで身体の痛みから随分と解放されました」とのこと。
購入を前に、不安や悩みがある場合は気軽にご相談ください。現状の就寝環境からアドバイスをさせていただきます。
スタッフわたなべ