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銀粘土作家古橋路子さんによる、アナベルをモチーフにしたブローチ。細かい葉脈まで写したその姿は、梅雨空のもとしっとりと咲く清楚な花そのものです。
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ドライフラワーのアナベルに、銀粘土を塗り重ねてつくられるブローチ。その制作風景を見せていただいたのですが、文字通り「植物を写す」技法は見ているこちらが思わず息を止めてしまうほど繊細な作業でした(詳しくはこちらの記事でご紹介しています)。このブローチに使われているのは、古橋さんの庭で育ったアナベルをドライにしたもの。薄いグリーンに色づいたヴィンテージカラーのアナベルを銀粘土で表現しています。
▲裏側に銀粘土を塗ったあと、高温の炉で焼きます▲ブラシで磨くと、葉脈がこんなにもくっきりとあらわれます▲燻し加工をするとアンティークのような表情に
一枚ずつ手作業でつくられたアナベルのブローチ。不思議なもので、金属なのにふんわりと咲く様子を感じさせます。ジャケットや巻物に添えると、特別な気持ちで過ごせそうです。
今回は、コートやニットなど冬の装いを思い浮かべ、燻し加工を施した黒いブローチをつくっていただきました。どれもかたちが違う植物を写し取っているので、ブローチもこの世で一つだけのもの。それが古橋さんの作品の面白さであり、魅力です。留め具は針を洋服に刺しストッパービーズに差し込み、針先を針受けにしまう「引っ掛け式」です。
アナベルを写し取ってつくる装身具は、ブローチのほかにも耳飾りとリングをご紹介しています。シリーズで揃えて身に着けたくなる、特別な装身具です。▲左から、アナベルのブローチ、アナベルのリング、アナベルの耳飾り
植物そのものを写すほか、手でこねてかたちをつくったり、シリンジで模様を描いたり、様々な制作方法がある銀粘土。古橋さんは表現したい草花に合わせて技法を選び、この世にひとつだけの装身具や道具を制作します。活動名を「Furuhashi michiko」作品を「kakeawase」とし、庭や道端に咲く植物、時を重ねた道具、さまざまなものや人との出会い、それらをかけ合わせた作品をつくります。
古橋さんへのインタビューも合わせてご覧ください。≪つくり手ファイル≫銀粘土に花を写して/古橋路子さん
素材 :銀粘土サイズ : 留め具の長さ約4.2cm 約20g
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