銀粘土で描く、野に咲く春の花

■銀粘土で植物を描写

粘土細工のように様々な手法でものづくりができる銀粘土。こちらの「植物のバングル」は手でかたちをつくり、そこに模様を描いてつくられています。

手仕事でしかつくれない美しいゆらぎと、目を凝らしてずっと眺めていたくなる精巧な模様。植物がそれぞれ違うように、このバングルもひとつひとつ少しずつ異なり、同じものはありません。

細部まで丁寧に描かれた植物模様は、シリンジで描いたもの。遠目で見てもその美しい凹凸が装いの彩りになってくれます。 

■バングルを彩る、3つの花

バングルに描かれているのは「すずらん」、「ハハコグサ」そして「カミツレ」。春から初夏にかけて野に咲く花々です。

●すずらん

春の訪れを知らせる、すずらん。うつむきながらふっくらと咲く様子が、銀の粒で表現されています。

●ハハコグサ

春の七草のひとつ、ハハコグサ。素朴な黄色の花、そして綿毛に覆われた葉、生命力あるその姿が目に浮かぶようです。

●カミツレ

ハーブティとしてもなじみのあるカミツレ（カモミール）。微細な線で描かれた花は、見ているだけでおだやかな気持ちに。

大きさは、S・M・Lの3サイズよりお選びください。Sが径約11cm、 Mが径約12.5cm、Lが径約14cmです。このページでは手首回り14cmのスタッフがSを着用しています。

▲（上から時計回りに）S、M、L

仕上げは「燻し加工あり」と「燻し加工なし」のどちらかお選びください。

燻し加工を施したものは凹凸がはっきりとして見えます。加工なしのものも、銀の硫化により時とともに植物柄が少しずつ浮き出てきます。

▲燻し加工あり（左）、燻し加工なし（右）

■植物や人、さまざまなかけ合わせから生まれるもの

植物そのものを写すほか、手でこねてかたちをつくったり、シリンジで模様を描いたり、様々な制作方法がある銀粘土。

古橋さんは表現したい草花に合わせて技法を選び、この世にひとつだけの装身具や道具を制作します。


活動から12年を迎えた今年のはじめ、活動名を「Furuhashi michiko」作品を「kakeawase」とし新たにスタート。

庭や道端に咲く植物、時を重ねた道具、さまざまなものや人との出会い、それらがかけ合わせた作品をつくります。

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≪つくり手ファイル≫銀粘土に花を写して／古橋路子さん

SHOPPING MEMO

素材 :銀粘土
サイズ ：S 内径約11cm（手首サイズ約13~14.5cm程）、M 内径約12.5cm（手首サイズ約14.5~16cm程）、L  内径約14cm（手首サイズ約16~17cm程）約13～18g

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