Envelope FOOD HALL|[Bocchi]畑で採れたピーナッツのあんこ

継ぎ足し蜜でつくる、ピーナッツのあんこ

九十九里浜の穏やかなおひさまのもとでじっくりと乾燥させた「ぼっち乾燥」の落花生。この落花生でつくるあんこをご紹介します。継ぎ足し蜜で煮込んでつくるあんこは、上品な甘さと薄皮の風味が魅力です。
畑で採れたピーナッツのあんこ SOLD OUT
*価格は消費税込みの金額です

■ピーナッツがあんこになりました

ピーナッツのあんこ。

初めて耳にする方も多いのではないでしょうか。そう、ピーナッツであんこができるんです。食べてみると、その舌触りはとてもなめらか。ピーナッツのコク、そしてこのあんこの魅力でもある薄皮の風味が広がります。あっという間に一瓶を食べきってしまいそうな品のよい甘さです。▲つやつやとしています

軽くトーストしたパンに、ピーナッツのあんことバターをたっぷりつけて。これは、まず試してほしい組み合わせです。材料は落花生、砂糖、塩のみ。塩が全体を引き締め、落花生のよさを引き立てています。カロリーはというと、ピーナッツバターの半分なのだそう。▲塩は千葉県旭市産伝統製法でつくられたもの

 

■昔ながらの「ぼっち乾燥」で引き出す甘さ

使われているのは、落花生の名産地である千葉県房総半島で収穫されたもの。契約農家そしてBocchiのスタッフが育てた落花生です。

産地の気候は温暖ですが、砂がまじった土は根を張りにくく、塩害もあるので作物にとっては過酷な環境。自ずと収穫量も落ちるけれど、その分タフで美味しい落花生が育ちます。

▲落花生そのものが種になります。ちょっと気が遠くなりますが、こんな風にひとつひとつ手剥きし、畑に蒔かれます 

▲Bocchi代表の加瀬宏行さん。5月に種蒔きをし秋に収穫する落花生。夏の一番暑い時期に草取りなどの作業をします 

収穫した落花生は畑で乾燥させたあとに、さらに追い乾燥をさせます。「らっかぼっち」といってこんな風に積み上げるのです。

▲このあたりの秋の風物詩「らっかぼっち」。「Bocchi」の名前の由来にもなっています 

機械ではなく、おひさまのもとでゆっくり乾燥させることで、落花生は追熟し糖を蓄えます。

 

■創業以来、継ぎ足してきた蜜で

収穫した落花生は自社工場に運ばれて、加工されます。完成までに何度も選別が行われて、選りすぐりの落花生だけがBocchiの製品となるのです。

Bocchiは、75年つづくピーナッツ製造・販売会社セガワから生まれたブランド。創業時から継ぎ足しながら使っている落花生専用の蜜にはコクと旨味がつまっています。

あんこの開発をするにあたり、担当の越川さんは大切にしてきたこの蜜を使ったものをと考えました。そこから小豆とは違うやわらかさ、食感、甘さ、色味を目指し、2年以上かけて試行錯誤を繰り返します。
そして、ついに甘いものが苦手な人でも食べられるおいしさを追求したピーナッツのあんこが完成します。


今もなお、日々ベストな状態のあんこにするために、温度や湿度、豆の具合によって調整をしながら製造をしているのだそう。まさに人による積み重ねられた経験があるからこそできる味なのです。

▲バニラアイスに添えて


 写真提供:Bocchi(5~8枚目)



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Bocchiはおいしいものをつくるだけでなく、耕す人、料理する人そして食べる人、落花生を中心にさまざまなつながりをつくるピーナッツブランドです。

つくり手の加瀬宏行さんへのインタビューもぜひ合わせてご覧ください。
《おいしいつくり手》畑から食卓へ、落花生からうまれるつながり/「Bocchi」加瀬 宏行さん
《おいしいつくり手》畑から食卓へ、落花生からうまれるつながり/「Bocchi」加瀬 宏行さん

SHOPPING MEMO

原材料名:千葉県産落花生、砂糖、千葉県旭市産伝統製法塩
内容量:105g
賞味期限:1か月以上のものをお届けします

食品を含むため、お客様都合での返品・交換は承れません。

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