思わず手に取りたくなる、丸いまな板
いつでもさっと手で持ちやすいようにとデザインされた、まな板「てがかり」。丸い形はその見た目と触り心地から、自然と穏やかな気持ちにしてくれます。天然のイチョウを使い、使う人にまでやさしいまな板をご紹介します。
■丸い気持ちになる、まな板
丸い形は見ているだけで、穏やかな気持ちになります。ヨシタ手工業デザイン室の丸いまな板は、さらに触り心地も滑らかで気持ちがいい。▲何度も触りたくなる滑らかさ
素材はやわらかく弾力があるといわれるイチョウの木。長く使っていても疲れにくく、包丁の刃も傷めません。また軽く、適度な油分があるので水はけがよく乾きが速いんだとか。
見た目や触り心地だけでなく、使う人にもやさしいまな板です。
サイズは200×224mmとコンパクト。ちょこっと切りや限られたスペースで活躍してくれます。小さいので、2枚目以降のまな板としてもおすすめです。▲厚みは25mm。テーブルに置いても馴染むデザインなので、果物やパンを切って、お皿のようにそのまま出しても
そして丸いまな板は、使い方によってさらに便利に。食材を切ったらまな板を回して、次の食材を切ることができます。こうすれば食材をお皿に移動させる手間を減らせます。
切ったものをお皿に移す動作もやりやすい。
■「てがかり」に込めた想い
印象的な「てがかり」という名前には2つの想いが込められています。
まずひとつめがデザイン。まな板とテーブルの隙間に手先を掛けることができ、持ち上げやすいよう考えられています。
そしてふたつめ。天然のイチョウは時間が経っても削いで使うことができ、手入れができるという意味で「てがかり」。そこには手をかけながら自分の道具にしてほしいというつくり手の想いがあります。このまな板は国産のイチョウの一枚板を使い、素材を活かして塗装することなく仕上げられています。使っていくうちに出てくる風合いや傷、汚れは自分だけのものになっている証。育てる楽しみがあります。
ボックス入りだから、ギフトとしてもおすすめです。
■末永くお付き合いするために
手がかかるといわれる、イチョウのまな板。どうやって使うのがよいのでしょう。
まず使う前。水で濡らし、布巾で水分を拭きとって使います。こうすると食材のにおいや色が移りにくくなります。
使い終わったら、たわしでなるべく早く洗います。洗剤を使った時はよく水ですすぎましょう。洗い終わったら、水気を側面までしっかりと拭き取り、直射日光が当たらない風通しの良い場所で乾かします。まな板スタンドを使い、浮かせて乾かすのがおすすめです。お手入れは慣れてしまえば、難しいことはありません。よく洗い、よく乾かす。これが永く使うためのポイントです。
■使い心地を追求して
「手で触れ五感に感じることを大切にしたい」という普遍性を大事にしながら、ものづくりを行うヨシタ手工業デザイン室。
つくり手であるプロダクトデザイナーの吉田守孝さんは「手を動かし道具や素材との対話から気づき着想したい」という思いから、生活用品をデザインしています。
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SHOPPING MEMO
サイズ:直径200×224×厚さ25mm
重量:410g
材料:木製(銀杏)
製造:woodpecker(岐阜県)
※イチョウ特有のにおいがすることがありますが、使用していくうちに取れていきます
※まな板の表面に天然のイチョウの木特有の芽節やシミなどが見られる場合があります。傷や不良品ではありませんので安心してお使いください
※反りや割れの原因になりますので、食洗機のご使用はお控えください