Envelope Select|[Glass Studio Hand]ガラスペン

細く上品な筆致。アンティークのような一本

Glass Studio Hand 大鎌章弘さんのガラスペンは重厚感あるボディと自然物を思わせる色合いがとけるようにマッチしたデザイン。手にとると思わず所作までかわってしまうほど上品な筆致が味わえます。

Lotus SOLD OUT
Bee SOLD OUT
Butterfly SOLD OUT
Rain SOLD OUT
Forest SOLD OUT
Mist SOLD OUT
*価格は消費税込みの金額です

■自然物を想起させるガラスの表情

一見シンプルな形状のなかに自然物を思わせる繊細な表情が閉じ込められています。飴細工のようにツヤのある模様はアールヌーボー期のアンティークのようなデザインです。

▲ペン先は玉ねぎ型

このガラスペンは作家の大鎌章弘さんの作品。6種類のガラスペンはひとつひとつに自然からの名前が付けられています。

「Lotus(ハス)」

「Bee(蜂)」

「Butterfly(蝶)」
「Rain(雨)」

「Forest(森)」
「Mist(霧)」

一点ごと手づくりのため、ガラスペンの色味やかたちに個体差があることをご了承ください。

■細く上品な筆致

大鎌さんのボロシリケイトガラス・シリーズは、細めの字が書けます。細いながらも朗らかな雰囲気で、どことなく文字にていねいさと上品さが漂います。

ガラスペンはペン先をインクにさっと浸すと、溝によってインクを吸い上げることで文字が書けるという構造(この仕組みを毛細管現象と呼ぶそうです)。はじめてでもインク垂れの心配はいりません。

インクに一回つけるだけでハガキ半分の文字量を書くことができます

▲インクはトロピカルコーラル

▲細かい字が書けるので画数の多い漢字も潰れません。小さな手帳やメッセージカードにも最適

■書きもの好きスタッフが使ってみました

文具やガラスペンのプロたちに選び方を聞くと、まず1本目で大切なのは好みのデザイン、次に握りやすいものを、との声が。

手の大きさの異なる書きもの好きなスタッフ3名にGlass Studio Handのガラスペンの感想を聞きました。

※手の大きさは縦は手首と手の境目から指先まで、横幅は小指の外側から親指と人差し指の間を計測

スタッフほしな 手の大きさ:小さめ 
縦の長さ15cm 横幅7cm
「普段つかっているペンのような細さで、ガラスペン特有の水々しいインクがスラスラかけて面白かったです。

力を入れて握りすぎると疲れるので、優しく持つとよいと思いました。

文字だけでなく写経をしたり、絵も描きたくなるところが気に入りました。手帳に書いても裏写りしないので、意外にどこにでも書けます。時間を忘れて書いていくうちにオリジナルの文字ができあがります」


スタッフもりかわ 手の大きさ:中くらい 
縦の長さ17cm 横幅7.5cm
「短く、持つ部分が太いので、私の手には少し持ちにくい印象。でも筆圧を入れてもペン先がつぶれず、繊細で極細の線を書けるのは魅力的でいつもと違う字が書けました。

ガラスペンを持った瞬間、丁寧に文字を書こう!というスイッチが入ります。万年筆だと色が限定されるけれど、自分の好きな色を使えるのも魅力。書く紙にもこだわりたいな、と思わせてくれるのも〇

いろんなインクを揃えて、イラストにも挑戦したいな、と思わせてくれました。
万年筆はインクの減りが早い上、よくペン先を詰まらせていたけれど、ガラスペンは手入れもしやすそうです」

スタッフこやま 手の大きさ:大きめ 
縦の長さ18cm 横幅7.5cm
「私の手には小さめだと感じましたが、書きづらさは感じませんでした。細めで品のある文字が書けて、美しい柄が印象。特別なガラスペンだと思いました」


■インクをつける、書く、洗う

ガラスペンは水彩絵の具を使うように「インクをつける」「書く」「洗う」の3ステップで、はじめてでも簡単に使えます。

1.インクをつけます
はじめに紙、インク、ガラスペン、水を入れたコップを用意します。次にガラスペンをインクのボトルに直接つけます。

2/3ほどつければ、インクが勝手に吸い上がります。ペン先がボトルの側面につくと、ガラスペンが汚れて手にインクがつきやすいので注意しましょう。

2.実際に書いてみましょう

ペン先にインクをつけたら、書いてみます。テクニックは必要ないほど簡単ですが、少しずつペン先を回転させながら書いていくと、インクの出方が一定になりやすいです。インクがなくなったら、ボトルにつけてまた書きます。


3.書き終わったら水で流します

書き終えたら水につけてすすぎ、インクを流します。インクの色を変えるときも同じように流し、水が汚れていたらかえるようにしてください。ペン先にかなりインクが残っていたら、水で洗う前にティッシュでぬぐうときれいに洗えます。
▲はがきに一筆を添えるだけで味わいのある手紙に

■重く感じにくい、ボロシリケイトガラス

ガラスペンに使われているのは、ボロシリケイトガラス(耐熱ガラス)。

割れにくいのと、ソフトグラスと比べて比重が小さいため、持って重いとは感じにくい特徴があります。酸素バーナーでしか制作することができず、高い温度で仕上げられます。

もともと工業用に使用されていたガラスですが、透明のガラスと合わせることのできる色ガラスの開発とともに工芸用としても使われるようになりました。

■ガラスの奥深い美しさを多彩な表現で

Glass Studio Hand 主宰の作家の大鎌章弘さんは、さまざまなデザインのガラスペンを手がけています。

とんぼ玉制作を行う父と、ランプワーク作家のLorenStumpに師事し、ガラスのオブジェやアクセサリーも制作する傍ら、同じ技法を使いガラスペンの制作を開始。

作品はニューヨーク州にあるガラスの芸術、歴史、科学を専門とするコーニングミュージアムにも収蔵。持ち歩くことのできる身近な道具から、見て楽しむこともできる多彩なデザインを届けています。


SHOPPING MEMO

素材:ボロシリケイトガラス
重さ:17g
サイズ:長さ約12.5㎝ 幅約1.3㎝ (ペン先部分の長さ1.9㎝)


※一点ごと手づくりのため、色やデザインに個体差がございます。
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