何役もこなす、ころんとしたしるつぎ
クラフト・ユーは新潟県柏崎市で耐熱ガラスを使った創作をするガラス工房。職人がひとつひとつ手掛けた、小さな急須、お醤油やオイル入れなどいろいろに使えるしるつぎをご紹介します。
■ころんとした、働きもののしるつぎ
丸い姿が印象的なしるつぎ。手のひらに気持ちよくおさまるサイズ感は愛着が深まります。持ってみると、とても軽い。手づくりなので個体差はありますが、重さは約110g。
醤油や酢、オイルなどを入れるキッチン小物としてはもちろん、小さな急須として使うことができます。▲ハーブオイルを入れて。粘性のあるものは液もれする場合があります。使ったら、口元をきれいに拭きましょう
ガラス製だから、お茶ならゆらゆらと動く茶葉や変化していく水の色を楽しむことができます。茶葉を直接入れる場合は、茶こしもご用意くださいね。
▲入れる量は口元の下まで。170mlぐらい入ります。直火での使用はできません
■扱いやすい口の広さ
幅広い用途で使うことができるしるつぎの魅力は、ほかにもあります。口の部分が広いから、中身を入れやすく洗いやすい。毎日使うものだから、ちょっとした使い勝手のよさがうれしいところです。
ドライハーブも入れやすい。
オイルを注ぐのも楽々です。
気になるお手入れもご安心ください。しるつぎは耐熱ガラス製なのでお湯で洗うこともでき、簡単なお手入れで清潔に使えます。食洗機も対応しています。
基本的には、ぬるま湯と中性洗剤を中に入れて振り洗いすれば大丈夫。もし長く使っていて、液面線などがこびりついた時は、お米を水と一緒に中に入れて振り洗いするときれいになるんだそう。
▲蓋には通気用の溝がついています▲食卓に置いておきたくなるシンプルな佇まい
■耐熱ガラスで創作する、貴重な存在
新潟県柏崎市に工房を構えるクラフト・ユー。耐熱ガラスを扱う個人の工房はとても珍しいといいます。
家族3人を含めたスタッフの計4人で、お茶関連の作品を中心にデザイン、創作をしています。可能な限りガラス素材で製作することをコンセプトとしていましたが、あえて異素材の持ち手を組み合わせるという新しい挑戦から生まれたのが、まんまるポットです。
個人工房だからこそできる、手作業でしかできないことを取り入れています。
▲細かい部分はガラスを加熱し、やわらかくして成型していくバーナーワークという技法でつくられます
写真提供:硝子工房クラフト・ユー(10枚目)
SHOPPING MEMO
ガラス容器(しるつぎ広口)
実用容量:170ml、サイズ:W120×D80×H90
※熱湯、電子レンジ、食洗機は使用可能です
※持ち手側の口に通気用の溝がついています
※調味料を入れる量は口元までを目安にしてください。多く入れると注ぐときに上部からあふれ出ることがあります。
※作品はひとつひとつ手づくりのため個体差があります。
※ぶつけたり、硬いものにあたると破損の原因になります。
※クレンザーや研磨剤付きのスポンジ、タワシ、金属タワシは使えません。
※ひびや欠けができた場合は、事故や怪我の恐れがあるので使用しないでください。
※中に入れる調味料は粘性があるものには向きませんが、お使いになった場合は使用後に注ぎ口をきれいに拭き取ってください。