小さなスペースで乾かせる、3枚掛けの和晒ハンガー

創業100年以上となる大阪の武田晒工場からうまれたブランド「さささ」。昔ながらの道具を使いやすくと考えられたのが和晒ロールのハンガーをご紹介。小さなスペースで和晒ロールの使い勝手をぐんとよくしてくれます。
■干す佇まいも美しく
台所仕事や赤ちゃんのおむつなど、昔から日本の生活で使われている和晒。
ここでは昔ながらのよさを残しつつ、わたしたちの生活に取り入れやすく考えられた、さささの和晒ハンガーをご紹介します。
和晒は使い勝手のよさから、数枚を同時に使うこともしばしばあります。そんなときに便利なのが3枚干すことができる、ハンガー。キッチンを雑然とさせてしまうことなく、美しく干すことができます。
ハンガーは、安定感のあるオーク材の台座と水に強いステンレス製のフレームからできています。台座の大きさは10×10cmで高さが41cmだから、小さなスペースで使うことができます。▲空間になじむオーク材を使用
▲底には滑り止めがついています
同じサイズの和晒ロール Standと一緒に置いてもすっきり。▲まんまるポットやconteと並べて
■お肌や料理に安心して使える、さささの和晒
そもそも和晒とはなんでしょう。
まず織られただけの生地というのは綿本来の不純物や織り工程で使われる糊や油分を含んでいて、吸水性が悪くそのままでは使うことができないのだそう。
それらを取り除き吸水性を高めた生地が和晒。さささでは昔ながらの製法を見直し、晒加工で使われる薬品を最小限にとどめる独自の製法を採用しています。生地には薬品成分は一切残らず、食品衛生法の検査もクリア。だから、お料理や肌にも安心して使うことができます。
▲湿らして絞った和晒と[aco wrap]天然ラップで葉野菜を包めば、乾燥から守ってくれます
■出てくる出てくる、和晒の使い方
和晒の使い道はたくさんあります。シンプルなものだからこそなんでもできてしまうのです。
食器や机、手を拭くはもちろん、食材の水分をとる、ぎゅっとしぼる、だしを漉す、蒸す、コーヒーフィルターにもなるし、茶葉をくるんでティーバッグにもなります。
▲左上:あつあつのお米のおにぎりは特別なおいしさ、右上:パンをふんわり温めたり、左下:魚の余分な水分もしっかり吸収、右下:コーヒー色に染まる和晒もいい雰囲気です
そのほかは簡単なラッピングに使ったり、防災グッズとしてタオルやマスクの代わりにもなり、常備しておくと安心です。
和晒の生地はとっても丈夫。心おきなく使って、洗うことができます。ふきんとして使った場合、約30回ほど使えるのだそう。
毎日のお手入れは石鹸洗いでよいですが、定期的に煮沸消毒するのがおすすめ。沸騰したお湯に晒を入れ、お箸などでかき混ぜながら数分間、煮沸します。
たくさん使って、くたびれてきたら最後は掃除に。気持ちよく使い切ることができます。
■日々の暮らし活を考えるきっかけに
例えば料理をしていて、キッチンペーパーを1枚2枚と使っているうちに、気づいたらたくさんごみが出てしまったなんてことはありませんか。
そんなとき用途によって和晒を取り入れてみると、ごみを減らすことができます。また使い捨ての紙を使う回数が減ると、買う頻度も減るのもうれしいところ。アイディア次第でいろいろなことに使うことができて、くたくたになるまで使える和晒。環境のことを考えるきっかけになり、日々の暮らしをより心地のよいものにしてくれるかもしれません。
▲おもてなしのおしぼりに。急須は[クラフト・ユー]しるつぎ 広口
BOX入りなので、贈りものにもぴったりです。▲左から和晒ロール Stand、和晒ハンガーTriple
SHOPPING MEMO
素材:オーク材、ステンレス(ブロンズメッキ仕上げ)
サイズ:幅100mm×高さ410×奥行100mm