裾にかけてまとまりのあるシルエットのパンツ
「日々の旅」をコンセプトに服をつくるSUSURI(ススリ)。やわらかな印象のコーディロイ生地でつくられた、裾にかけてまとまりのあるシルエットが特徴のタピールパンツをご紹介します。
■ストレートで裾にかけてまとまりのあるシルエット
深い股上でウエストを絞って穿くタピールパンツ。長くとったウエスト紐でさりげないポイントをつくられたアイテムです。▲モデル身長162cm、クリーム
ボリュームがありながらも、ワイドパンツのように広がらず、裾にかけてまとまりのあるシルエットが特徴。
やわらかく素朴なコーディロイ生地は畝のある表面の凸凹によって縦のラインを醸し出し、生地の光沢が上品に映し出されます。
■冬の防寒にもうれしいコーディロイ
きちんと感とゆるさを両立しているようにみせてくれるのは、コーディロイ生地。保温性が高く防寒としてもうれしいアイテムです。
▲フロントボタンに重ねて、金具で留めるベルトが付いています
▲パンツのフロント部分の留め具はジッパー式でなくボタン
▲後ろのおしり部分にはダブルステッチでポケットが2つ
SUSURIは今シーズンのテーマを「CONNOTE」と謳い、"何かの中に別の何かの要素の何かが含んでいる"そんなメッセージを持って服を制作。
重ね着を楽しみながら、一つのコーディネートの中に別の要素をもたらせるのも素敵です。そぎ落とされた存在感のあるデザインは、意外と合わせる服を選びません。別アイテムとセットアップでの着用も。
■カラーはクリームとブラックから。トップスのバランスで見え方が異なります
色はクリームとブラック2色展開。ボリュームのあるパンツなので、トップスによって印象が異なります。
▲クリーム
▲ブラック、モデル身長170㎝
■2022AWのテーマは”CONNOTE”
SUSURIの今シーズンのテーマは「CONNOTE(何かの中に別の何かの要素の何かが含んでいる)」
幻想と現実、無垢と経験、しとやかさとおおらかさ、複雑さと明瞭さ、繊細なと大胆な……こんな対比をキーワードに、何かと何かを組み合わせる服。別の要素を内包する服。というのが、今季のSUSURIの取り組み。
狭い安心な世界を生きてきた者が、責任を持つ必要のある世界との狭間に落ち、新しい美や人の感情の幅を知って抱えきれずに溢れかかる。
そんな物語を通じて感じる精神性を背景にしてイメージを膨らませたシーズン。多面的で自由、力強くて脆い、儚く純粋、というキーワードも。
微起毛の加工や毛羽の組織、ループの糸や毛足のある糸など、表情があって温かみを感じる生地を多く使用し、それと対比させるように、サテン地やキメの細かいリネンやコットンシルクなどフラットで鈍く輝く生地を混ぜ込むラインナップ。
多色の糸使いや配色ステッチ、無地と柄、カラーブロッキングや感触の異なる素材の組み合わせなど、一枚の中での小さな驚きを閉じ込めた生地使いを意識してつくられています。
SHOPPING MEMO
素材:コットン100%サイズ:ウエスト84.0cm、股上38.5cm、ワタリ幅41.0cm、裾幅26.0cm、股下67.0cm
素材の特性上、ネップやシワ、ヨレや畝、があります。