軽やかさが魅力、籐の髪飾り
植物の持ち味を生かしながら編組する作家、itashiori。冬の顔を持つ、籐のアクセサリーをつくってくれました。美しい編み目が連なる、二つの髪飾りをご紹介します。
■冬の表情をもつ、籐のアクセサリー
寒さで縮こまりそうなこの冬に合わせて、心を照らしてくれるような、あたたかみのある作品をつくってくれました。
このページでご紹介するのは、二つの髪飾り。しなやかな籐が美しい曲線を描きながら交差しています。
籐はつけ心地が軽いのでバレッタの重みが苦手な方にもおすすめです。見た目も軽やかで、大き目サイズでありながら主張しすぎません。
サイドに留めても、一つ結びやシニヨンヘアに添えてもさまになります。
籐はこっくりと重みのある雰囲気に仕上げられています。これは生の籐芯を敢えて天日に晒すことで籐の身をしめ艶を出し、色肌に深みを持たせているから。
籐ならではの軽やかで繊細な持ち味がありながら、重めの装いにも浮かずになじむ華やかさは、まさに籐の冬の顔。
夏の爽やかな雰囲気とはまた違った、籐の表情をお楽しみください。
▲こちらの箱に入れてお届けします
■2つの髪飾りをご用意しました
バレッタはどちらも留める位置を選ばないストレートタイプです。デザインはこちらの2つをつくってもらいました。
●木の葉
木の葉をイメージして編まれたバレッタ。はらはらと舞い落ちる色づいた葉を思わせる、天然素材だからつくれる自然な表情です。
●さざなみ
おだやかなに寄せる小さな波のように。規則正しい編み目が並ぶ「さざなみ」。すっきりとシンプルな佇まいです。
■籐の個性が活きるように
素材の籐は東南アジアのもの。加工できるように水に浸けてふやかす下準備からはじまり、編み上げてから毛羽立ちを焼き、オイルで仕上げるまで。手間をかけながらひとつひとつつくられています。
■絵を描くように植物を編む人
つくり手のいたしおりさんは絵に携わる仕事を経て、籐を使ってかごやアクセサリーを編むようになりました。
絵を描く感覚で編まれた作品は、伝統的な技法を用いながらも自由な線を描き他にはない存在感があります。
幼い頃から野に咲く草花に魅了されてきたいたさん。最近では草飾りや暮らしの道具など、籐にとどまらず様々な植物の編組も。
誰かに育てられているわけでなくたくましく生きる野草のように、自然に暮らしに根付く美しいものを編みつづけています。
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《つくり手ファイル》野に咲く草花のように。/籐作家いたしおりさんSHOPPING MEMO
素 材:籐
サイズ:さざなみ約2.5×10.5cm、木の葉約5×8.5cm(個体差があります)
※天然素材を使用しているため乾燥や湿気によりまれに接着部分が外れることがあります。水濡れにはご注意ください。
※強い負荷がかかりますと籐が変形する恐れがあります。
※乾燥が気になる場合は、お手持ちのオイルなどでお手入れしてください。
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