大切な日の記憶を重ねて。花リムの木製コンポート

■華やかであたたかい。その場を照らすようなコンポート皿

木工作家として活動する森夏未さんがひとつひとつ手作業でつくる、花形のリムのコンポート皿。華やかで繊細なかたちと木のぬくもりが調和しています。▲リム部分には彫りが入っています▲一番小さな15cmは片手で持てるくらいの小ささ

清潔感のある明るいメープル材を使っているので、ふと目に入れば、ぱっと晴れやかな気分に。その場に穏やかな光を灯すような美しい木目も印象的です。特別な日のケーキを載せて、日々の生活に溶け込むように果物を乗せてキッチンに、ドライフラワーを飾って……。どんなシーンにも寄り添います。上から、横から、遠くから、いろんな角度から眺めたくなる凛とした高台。どこから見ても絵になるので、キッチン、飾り棚、玄関、などいろんな場所に置いて豊かな風景を楽しんでください。▲ベッドサイドにも

■ 大きさは３サイズ

大きさは15cm、18cm、21cmの3つ。高さはそれぞれ約7.5cm、約8.5cm、約9cmです。▲左奥から時計回りに　21cm、18cm、15cm

アクセサリー置きとしてもちょうどよいサイズです。毎朝、アクセサリーを選ぶのが楽しくなりそう。飾りたい場所やものに合わせてサイズをお選びくださいね。▲21cm　ネックレスを飾るならこのサイズがよさそうです▲ 後ろにはマークが入っています

■流れていく、いくつもの大切な日。過ごした記憶を繋いでいけたら

実は、このコンポートの製作につながったのは、人生で幾度と訪れる「晴れの日」への想いから。誕生のきっかけ、そしてコンポートへの想いを伺うと、森さんはこうお話しくださいました。

「誕生のきっかけは、晴れの日をテーマにした作品を考えていたとき。はじめは結婚式のリングピローのためのコンポートとして生まれました。

自身の結婚の際に、はりきってつくったリングピローが使い捨てになってしまった思い出も蘇り、幾度の晴れの日にも、しつらえで活きるコンポートを目指しました」

▲一番最初にできた15cmのサイズ。指輪や小ぶりなアクセサリーが映えます

「幸せを誓うリング、成長を願うご馳走、一歳を祝う小さなケーキ、特別なしつらえを時とともに祝う。これは私の話でもあり、きっと多くの人が経験する『晴れの日』のこと。

私の場合は、いつしか、いやあっという間に 『晴れの日』とは、子の成長に関わるものにとって代わり、それ自体が生き甲斐となり喜びとなりました。

誰のどんな晴れの日も一度きりでなく、時と共に回を得るごとに記憶が新しく重ねられていく。深く、厚く。そういう特別な日に寄り添えつづけるものがある幸せを考えました」

▲大切な日のブーケをドライにして飾って　21cm

大切な日の幸せな瞬間を、記憶だけでなくずっと大切にできるモノと一緒に残していけるように。そして、そこから続いていく家族の大切な場面にいつも寄り添うようなものになれたら。

そんな想いから生まれたコンポート皿。ひとつのものをずっと大切にしながら、共に過ごしていく。そんな日々こそかけがえのない豊かな暮らしなのかもしれません。

■自然と対峙して生まれる、緊張感のある木工作品

木工作家の森夏未さんは、地元の神戸にて木のうつわや小物などを中心に製作されています。大学で建築・アートを学んだのち企業勤務を経て、家具づくりを習得。2019年から木工作家としての活動をスタートされました。

ひとつとして同じもののない個性のある木という素材と対峙して湧き上がるストーリーと、自身が追い求める「繊細さ」「緊張感」 といった感覚をもとに創作活動をしています。

てまひまをかけたものを大切に使うことで豊かになる。そんな暮らしにおけるものづくりを目指し製作されています。

写真提供：triowood森夏未さん（15、16枚目）

SHOPPING MEMO

素材：メープル
サイズ：（15cm）直径約15cm、高さ約7.5cm
（18cm）直径約18cm、高さ約8.5cm
（21cm）直径約21cm、高さ約9cm

※手仕事品のため、木目の違いやサイズに多少の誤差があることをご了承ください。
※オンラインの画面の表示の色は、ご利用の環境その他により実際の色と多少異なる場合があります。