部屋の片隅で暮らしに寄り添う「ソーイングボックス」

木工作家・岡野達也さんのソーイングボックス。元々家具職人だった岡野さんだからこその、確かな手仕事を感じることができます。
コラム:「木工作家 岡野達也さんインタビュー」
■部屋に飾りたい、美しいソーイングボックス
ヨーロッパで伝統的に使われているソーイングボックスをモチーフにつくられた、岡野さんのソーイングボックス。無駄を削ぎ落としたシンプルで美しいデザインは、部屋に置いておくだけでインテリアになります。手の届きやすい場所に飾っておけば、ちょっとしたほつれやボタンの付け替えなどの針仕事も、すぐに取り掛かれそう。


■スタッフが使ってみました
手芸のお店 リネンバード ハバーダッシェリーのスタッフが、ソーイングボックスを使ってみました。
《刺繍好きスタッフが使うなら》
大きい方のサイズの上段は、刺繍糸がちょうど収まる横幅です。取り外しができる仕切りのある上段に細かい糸や針を収納して、下段には制作中の作品やお気に入りのハギレを。(素材:ウォルナット サイズ:大)


《ソーイング好きスタッフが使うなら》
様々な種類の針と糸は、上段に。高さのある針山、長さのあるチャコ鉛筆は下段にしまいますが、作業中は上段に出せるので便利です。(素材:チェリー サイズ:小)


《おまけ:エンベロープスタッフが使うなら》
ソーイングボックスという名前ですが、上段と下段、さらに仕切りがたくさんあるので薬箱にもぴったり。戸棚の引き出しの中でバラバラになっていた薬や絆創膏たちが、すっきり整理されました。(素材:オーク サイズ:小)

■部屋の片隅で暮らしに寄り添う
普段は部屋に飾っておきたいシンプルなデザイン。私たちの暮らしに寄り添うように部屋の片隅に佇み、いざと言う時に手を伸ばせばすぐに活躍してれます。
▲上2枚、側面取っ手部分の形が現在の仕様と異なります
■精緻な手仕事による、確かなものづくり
元々家具職人だった岡野さんだからこその職人技が、様々なところに見られます。▲側面は「ほぞ」と呼ばれる、釘などの接合道具を使わずに木と木を組み合わせる方法で接合。強い強度が得られる反面、高い職人の技術が必要です。(以下全て、素材:チェリー サイズ:小)
2枚の蓋は木目が綺麗につながり(写真左上)、真鍮の釘は使い込むうちにだんだんと風合いが増していきます(写真右上)。側面の取っ手は開きやすいだけでなく、経年による歪みを防ぎ(写真左下)、裏面も美しい仕上げです(写真右下)。
塗装には亜麻仁油ベースの自然塗料を使用。
お手入れは時々乾いた布で拭き上げてあげると艶が増していくそうです。大切に使えば一生もののソーイングボックスなので、長い年月を一緒に過ごすことができます。経年によって少し傷や汚れがついたり真鍮の釘がアンティーク調になったところで、次の世代へ引き継いでいきませんか?
■3つの素材
部屋のインテリアに合わせて、お好みの素材をお選びください。▲ナチュラルで北欧家具にもよく使われる「オーク」(写真は大)


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SHOPPING MEMO
材質:オーク、チェリー、 ウォルナット
サイズ:
ソーイングボックス(小) 外寸 D14.7×W28.3(取っ手込みでW35.9mm)×H12cm(ハンドル込みでH23cm)/内寸(上段・片方のみ)
D12.5×W12×H4cm/内寸(下段) D12.5×W26.7×H5.8cm
ソーイングボックス(大) 外寸 D19.5×W35.5(取っ手込みでW44.1)×H15.5cm(ハンドル込みでH28cm)/内寸(上段・片方のみ)D17.5×W15.5×H5cm/内寸(下段)D17.5×W33.9×H8.5cm
※手仕事品ですのでサイズに多少の誤差はあります。ご了承ください。
※天然木を使用しているため、一点ずつ木目の表情が異なります。
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