急須で飲むような本格的な煎茶が楽しめる、水出しのティーバッグ
創業172年。日本一のお茶の産地で日本茶をつくりつづけている名店「すずわ」のお茶。いつでも、どこでも、誰でも、おいしくつくることのできる「水出し煎茶」をご紹介します。
■急須で丁寧に淹れるお茶の味を水出しで
すずわの「水出し煎茶」を初めていただいたとき、本当にティーバッグの水出しなの?と驚きました。
温度に気をつけて急須で淹れたような香りと味わいで、水出しならではの甘みが引き立ち、ほどよい渋み。このお茶なら、真夏にいらしたお茶好きのお客さまにも自信を持ってお出しできます。
▲涼やかな色合いも楽しんで
ティーバッグをパッケージから取り出すと、お茶のよい香りがふわりと立ちのぼります。
ティーバッグのまわりにも茶葉から出た細かな緑色の粉がたっぷりとついているので、そっと水出しの容器に移して水を注ぐと、みるみるうちにきれいな緑色に。
その後、ゆっくりと開いた茶葉が、大きめのティーバッグの中にゆったりと満ちている様子が見えました。
すずわの水出し煎茶がおいしいのは理由があります。
それは、一番茶を使用していること、味の奥行きをつくるために焙煎温度の異なる茶葉を数種類合組(ブレンド)していること、茶葉がふくらむことを考慮したティーバッグの大きさと形であること。
いつも急須で本格的なお茶を飲んでいるお茶通の方でも満足する味になるように、さまざまな茶葉の合組、焙煎温度を調整しながら、何十回も試作、試飲してできあがりました。
いただく際の大事なポイントもあります。グラスに注ぐ前によく混ぜて、水出し容器の底に沈んでいる濃い緑のおいしい成分をまんべんなく行き渡らせることをお忘れなく。
▲よく冷やすとさらにおいしい
■丁寧に淹れた一杯のお茶が、日々の暮らしを豊かに
茶屋すずわは、創業172年の老舗の茶屋「鈴和商店」が平成29年にオープンしたお茶と暮らしのお店です。
「お茶を通して豊かな時間を」という思いのもと、お茶を飲むひとときを大切にした暮らし、やさしくおだやかなお茶のある暮らしを提案しています。
鈴和商店は、日本最大のお茶の産地静岡で江戸末期から日本茶をつくり続けている茶問屋です。
最大のこだわりは「合組(ごうぐみ)」と呼ばれる伝統技術。
産地や品種の異なる茶葉をブレンドすることで、ひとつの茶葉だけでは味わうことができない色や香りを最大限引き出してひとつのお茶に仕上げます。その確かな技術で、創業以来、数々の賞を受賞しています。
■最大のこだわり、伝統の合組(ごうぐみ)技術
お茶を鑑定するときの大きなポイントである、味、香り、淹れた時の色、形状のすべてが、ひとつの農園の茶葉で揃うものはほとんどないそうです。
そこで活きるのが合組の技術。
茶葉を見て選び、テイスティングして、それぞれの茶葉が持つ力を最大限に引き出し、長所を生かして、1+1=3にも4にもなるような合組をしてひとつのお茶に仕上げていきます。
▲お茶をはかる、レトロな秤
そのためには、産地や品種の特徴を見極めること、そしてそれぞれを掛け合わせたときにどんな味・香りになるか試行錯誤を繰り返すことが大切です。
すずわでは、長年経験を積んだ熟練の茶師が、納得できる味になるまで何十回とサンプルを作り、入念にテイスティングをかさねてイメージにあったブレンド比率を導きだしています。
日本最大のお茶の産地である静岡の茶問屋はどこも茶葉を見て選び、テイスティングする伝統の合組技術に長け、それぞれのオリジナルの合組技術に誇りを持っているそうです。
そして、茶屋ごとに合組の比率や産地などが異なり、その飲み比べもお茶のおもしろみのひとつ。
一杯のお茶の背景にある歴史、技術、人を知ると、さらに味わい深い楽しみが待っています。
▲何度も何度も、納得のいく味になるまでサンプルをつくってテイスティングする
■おいしい水出し煎茶の淹れ方
《ティーバッグ》※1リットル分
1.約1リットルの水にティーバッグを1包入れる
※ミネラルウォーター(軟水)または、
一晩汲み置きの水道水を使用すると、よりおいしく仕上がります
2.冷蔵庫で3時間以上抽出する
3.グラスに注ぐ前によく攪拌する
※おいしい成分が底に沈んでいます
4.氷を入れたグラスに注ぐ
※冷たくすると、よりおいしく仕上がります
※できるだけお早めにお召し上がりください
SHOPPING MEMO
名称:水出し煎茶(ティーバッグ)
内容量:100g[10g×10包]
原材料名:緑茶・抹茶(静岡県産)
賞味期限:1か月以上のものをお届けします
保存方法:高温・多湿を避け、移り香にご注意ください
食品を含むため、お客様都合での返品・交換は承れません。