糀からつくる、昔ながらのやさしい甘酒
1893(明治26)年創業の老舗醸造元「酢屋茂」。長野県北佐久郡の立科町の気候風土をいかして、伝統的な製法で味噌、醤油、甘酒づくりをしています。日常的に召し上がる方には、少しお得なまとめ買い(10個)がおすすめです。ちょっとした手土産にもぴったり。
※甘酒の色が褐変(茶色っぽくなる)している場合がありますが、品質には問題ありません。
■酢屋茂の甘酒づくり
酢屋茂の甘酒は米と米糀のみでつくる米糀甘酒。アルコールが入っていないので子供も安心して飲むことができます。1袋に水(300~400cc)を加えると4、5人分になる濃縮タイプです。
甘酒は、蒸した米と糀菌で二昼夜かけてつくられた米糀を、おかゆに混ぜ、55℃~60℃で5~6時間保温して完成します。大切なのは温度管理。間違えると甘みが出なかったり、酸味が出たりするので一番神経を使うところです。
▲長野県産の米を使用。米のつぶつぶ感が少し残っています
■濃厚でありながら、すっきりとした飲み口
甘味は米由来の自然な甘さです。蔵ぐせといわれる蔵の微生物の影響がでやすい甘酒。120年以上歴史がある酢屋茂でつくられる甘酒は、昔、家でつくっていたような懐かしい味がします。
▲お湯で割ったもの。生姜を入れてもおいしい
■混ぜるだけだから、毎日楽しめる
今では一年を通して取り入れている方も多い甘酒。水やお湯で割ったり、牛乳、豆乳、ヨーグルトに加えたり楽しみ方は無限大です。
▲無糖ヨーグルトと一緒に。ヨーグルトの酸味に米のやさしい甘味、米糀の香りがおいしいデザートになります
酢屋茂の今井さんおすすめは、甘納豆を甘酒であえたもの。ひと手間で奥行きのある甘味が出て、お茶請けにもぴったりです。
▲左から、くるみ、甘納豆、大豆。おもてなしでも喜ばれそうです
■やさしい甘味の調味料
砂糖やみりんのかわりとして使えます。甘酒は料理に甘みを加えるだけでなく、素材の旨味を引き出してくれるという優れもの。糀の力がお肉をやわらかくする効果もあります。
少しずつ使う場合は、保存袋に入れて冷凍保存がおすすめです。シャーベット状になるので使うときは必要な分だけ使えて便利です。
▲醤油と甘酒だけで味付けをしたスペアリブの甘辛煮。甘酒のとろみで煮汁がお肉によく絡みます
■つくり手の人柄が味に
取材でお店を訪ねたときにお話を伺ったのは、5代目・今井総一郎さん。歴史のある醸造元でありながら、柔和で誠実な姿勢で味噌づくりをされているのが印象的でした。甘酒や味噌のやさしい味も、その人柄が出ているのかもしれません。
▲5代目・今井総一郎さん
▲創業当時から変わらない建物。看板は3代目直筆のもの
《おいしいつくり手》天然醸造でつくる味噌/酢屋茂 今井総一郎さん
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SHOPPING MEMO
名称:甘酒
原材料名:米、米糀
内容量:250g
賞味期限:1か月以上のものをお届けします
保存方法:直射日光を避け、涼しい所に保存してください
開封後は要冷蔵(10℃以下)で保存し、お早めにお召し上がりください
食品を含むため、お客様都合での返品・交換は承れません。