何気ない日常を美しく、無垢のティッシュケース
兵庫県姫路市を拠点にする「枯白」は、暮らしの中で欲しいと思ったものを自分たちの手でつくりあげます。時とともに美しく育つチェリーのティッシュケースには、無垢材を熟知しているつくり手の技術が詰まっています。
■飴色に輝くチェリーを使って
暮らしの必需品であけれど、どうしても生活感が出てしまうティッシュ。それを鮮やかに解決してくれるのが枯白のティッシュケースです。
ケースは無垢の木を組んでつくられています。シンプルなデザインでありながら目を奪われるのは、木目の表情の豊かさと丁寧な手仕事ゆえ。
色はチェリーならではの赤みがかったブラウンです。重厚すぎずナチュラルに寄りすぎない色味でインテリアのテイストを選びません。
リビングやダイニング、寝室など、どの部屋にも置いても自然になじみます。
■細部まで行き届く、確かな手仕事
俯瞰から見ると、出し口からボックスのパッケージが見えずすっきり。とはいえ出し口は狭すぎず、ひっかかりなくティッシュが取り出せます。
サイドから見た時は、木目と木目の自然なつながりを確認できます。ピシっと揃った接合部分もきれいです。
普段は目にするところではありませんが、裏側もこのように端正な佇まいです。
▲箱の内側にさりげなく刻印が入っています
一体化されているように見える底板は実はスライド式。ティッシュの入れ替えは底板を出し入れして行います。
するっとなめらかな操作性が、名もなき家事「ティッシュの交換」の億劫さを軽減してくれそうです。
■道具とのお付き合いについて
ケースのサイズは約W25×D14×H6cmです(外寸)。▲軽く、持ち運びしやすい大きさです
薄型のティッシュかビニール包装のティッシュがおすすめです。もしサイズが合わない場合は中身を出してお使いください。
枯白のティッシュボックスは経年変化が楽しめます。
基本的にはそのままで問題ないそうですが、亜麻仁油やくるみ油など乾性油を塗って乾拭きしてあげるとよいそう。オイルでのお手入れが木の保湿性を高め、ひびや割を予防してくれます。
■時と人の手によって増す、美しさ
乾喬彰さん、直実さんからなる枯白は、かつて綿織工場だった跡地に建つ工房でスタッフとともにものづくりをしています。
▲兵庫県姫路市内の工房
人やものが練れて深みが増し、円熟した味わいが生じる。そんな意味をもつ「枯」。そして、新しさやものごとがはじまる原点のような新鮮さを意味する「白」。
木や鉄、真鍮など素材それぞれの美しさを大切につくられた枯白の作品は、まさに使われることによって趣を増し美しく育ちます。
写真提供:枯白(17、18、19枚目)
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SHOPPING MEMO
材質:チェリー
サイズ:約W25×D14×H6cm(外寸)
※手仕事品ですのでサイズに多少の誤差はあります。ご了承ください。
※天然木を使用しているため、一点ずつ木目の表情が異なります。
※画面表示の色は、ご利用の環境により実際の色と多少異なる場合があります。