the linen bird haberdashery-mori + ayaco yoshioka 白樺の手芸道具

「白樺の樹皮にふれることで不思議と気持ちがスッと落ち着いて、
森の中にいるように、静寂の中で 風の唄が聴こえるような時間を届けたい。」と、
白樺のかごを編み続けている吉岡綾子さん。

mori + ayaco yoshioka は、作品を通じて森とつながって欲しいという願いを込めて名付けられました。






吉岡さんがつくる白樺の手芸道具は、まわりに穏やかな空気が漂うようなやさしい雰囲気につつまれていて
お裁縫箱の片隅にあるだけで嬉しくなります。



白樺の作品づくりは編み始める前の樹皮の準備が製作の80%から90%だそうです。

「白樺樹皮のかごは樹皮テープの幅と使用する本数(縦・横・高さ)でデザインが決まります
シンプルだけれど、制限のある中でサイズ感や樹皮の厚み、個性のある樹皮をどのように組み合わせるかで作り手らしさが自然と現れてきます。」


「1本の木から採れた樹皮だけで編むと単色になり、複数の木から採れた樹皮を組み合わせるとカラフルな雰囲気に。
明るい色や深い色、様々な色と、白樺のラインである皮目(ひもく)によって同じデザインでもそれぞれに個性のある表情がうまれます。」


▲それぞれ個性のある仕上がりに


「今回、手にしてくださった方から、また、100年後にアンティークとして手仕事の好きな方へ受け継がれてくれたなら...と想像をしながら、
長く愛用していただける手仕事の道具として、ひとつひとつ大切に編みました。」と吉岡さんは語ってくれました。

手で触れることで時間とともに艶が出て、あめ色に変化していく白樺。
その過程を愉しみながらずっと大切にしていきたい手芸道具です。




写真提供:mori + ayaco yoshioka 2、4、5、7枚目




mori-ayaco-yoshioka

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