有機米の米ぬかで素材を味わうやさしい風味のぬか漬け
いかに腸の中を善玉菌優位の状態にして、代謝のいい身体を維持するか。腸活の定着に一役買う、届いた日から始められるぬか漬けキットです。石川県のオーガニックファーム金沢大地が手がける「わたしのぬか床」は、有機米を採用し、ほかのぬか床と香りがちょっと違います。
※有機オーガニック認証取得に伴い、パッケージデザインが新しくなったものをお届けします
■乳酸菌や酵母菌たっぷりの、おいしいぬか床で
毎日ぬか漬けをたべるのなら、できるだけ手軽に、しかもおいしいものを食べたいですよね。
ぬか漬けのおいしさの素となるのは、新鮮な野菜とぬか床。金沢大地のぬか床は、農薬や化学肥料を使用していない自社生産の有機米のぬかと国産有機米のぬかだけを採用してつくられています。
▲あらかじめ準備された野菜片入りのぬか床(1㎏)。野菜片も有機栽培にこだわって
ぬか漬けづくりで最初に必ず行うのが「捨て漬け」といった作業。捨て漬けの役割は、野菜(多糖類の食物繊維)を床内に入れて菌を増殖させ、ぬかの発酵を進めること。
このキット内には既に捨て漬けが終わった状態が準備されているので、届いた日から本番がはじめられます。
▲オーガニックわたしのぬか床 タッパ付
▲専用タッパ1ケース、ぬか床1kg袋、つくり方説明書がセットになっています
■さっと漬けてフルーティーな香りを味わって
実際に漬けてみたら、野菜の味をしっかり感じられるみずみずしいぬか漬けがとても簡単にできました。
これまで利用したことのある即席のぬか漬けキットは捨て漬けをしても塩味が強かったのですが、金沢大地は初回から塩味が強くなく風味が豊か。ぬか床の匂いもどことなくやわらかく芳醇な感じがしました。
あっさりとした美味しさで、立派な副菜にも。植物性の乳酸菌で腸をととのえるだけじゃなく手軽に野菜をとることもできるので、野菜不足になりがちな方にもおすすめです。
加熱調理しない「ぬか漬け」なら、ビタミンなど水溶性で熱に弱い栄養素も効率よくとることもできるそう。
▲お茶請けに漬物はやっぱり理にかなった食べ方なのかもしれません
■漬ける前「野菜を塩もみすること」が金沢大地流
金沢大地流の漬け方は、野菜の塩もみしてから漬けるのもポイント。簡単にぬか漬けづくりの手順を紹介します。
1.セットを開封。米ぬかを容器に入れてほぐす
まずセットを開封して専用の容器を洗います。水分をふきとったら容器の中に袋の米ぬかを移して手でほぐします。
2.野菜を切って、塩もみします
野菜を洗ったら水分をふき取ります。容器に入れやすいサイズに切って塩もみ(まな板の上で野菜を転がして塩を擦り付けるようにすると早く漬かります。塩の量は野菜1個に対して、小さじ1/2程度を目安だそう)。
3. 食べる時間から逆算して漬ける
ぬか床に漬けたら冷蔵庫に保管します。逆算して漬け、食べる直前に取り出して、水洗いしてください。
食べやすい大きさに切ったら完成です。
▲野菜をちょっとずつ入れたら1回で5種類の野菜が漬かりました
「わたしのぬか床」つくり方の説明書には、ほかのメーカーよりも短い漬け時間が紹介されていました。
<漬ける時間の目安>
なす(1本)7~10時間
きゅうり(1本) 7~10時間
キャベツ(2枚) 5~7時間
だいこん(中サイズ) 17~20時間
塩もみの加減で漬け時間も変わります。塩味や酸味(発酵)のバランスをみながら自分の味をみつけてみてください。
■コンパクトさを極めた場所をとらない容器です
「わたしのぬか床」は専用のタッパ付き。そのタッパのサイズが、漬ける上でも、冷蔵庫にしまう上でも、なんだかちょうどいいサイズ感。
▲専用タッパ(写真右)W13.5㎝×D20㎝×H9㎝
▲サイズは200g用のバターケースよりも少し幅があり、高さは一般的なマグカップよりちょっと低いくらい
漬けられる量はきゅうり2本、かぶ(中)3つで満杯でした。ちょっとだけ漬けてつまむ、そんなふうに使いたい容器の大きさも魅力です。
■かき混ぜることで乳酸菌の生育を抑えられる
ぬか漬けづくりで心配になるのは、ぬか床とのお付き合いですが、金沢大地の「わたしのぬか床」は冷蔵庫保管が基本なのも安心。
一日一回かき混ぜてあげると、酸味が強くならずぬか床が長持ちするそうですが、あまり真面目にならず、おおらかな気持ちで以下の3点だけを把握してください。
・食べる分だけ漬ける。夕食の準備で漬けて、翌朝食べるようなイメージ
・ぬか床はかき混ぜることで、乳酸菌の生育を抑えられる
・長期間の留守も冷蔵庫にいれたら10日程度であれば大丈夫
ぬか床の量が少なくなってきたときや、水分が多めになってきたら、補充用のぬかを足してください。
▲別売りの補充用のたしぬか(単品)
▲説明書にはぬか漬けづくりの上でのQ&Aも。困ったらこちらや金沢大地のホームページにもぬか漬けづくりのアドバイスが詳しく載っています
■土を作り、種を蒔くことから始まる、金沢大地。耕作放棄地の再生がミッション
金沢大地では、金沢郊外や、奥能登に位置する広大な農地で、米、小麦、大豆、そば、野菜ぶどうなどを有機栽培。自ら育てた有機農産物を主原料に、暮らしに身近な加工品も製造、販売しています。
大切にしているのは、農場と食卓をつなぎ、「おいしい」という共感を通じて、環境保全や未来につながるオーガニックの理念を伝えていくこと。
ただつくるのではなく、農家の高齢化とともに増えている「耕作放棄地の再生」をミッションに農業や製造のほかサービス業にもチャレンジしている企業。
オーガニックやノンカフェイン、伝統食品、無添加、砂糖不使用など里山や里海の恵みや豊かな食文化を伝え、地域資源の魅力を発信しています。
※有機オーガニック認証取得に伴い、パッケージデザインが新しくなったものをお届けします(写真は旧パッケージです)
SHOPPING MEMO
<わたしのぬか床 タッパ付>
セット内容
・ぬか床 1kg 1袋
・つくり方説明書 1枚
・専用タッパ 1ケース W13.5㎝×D20㎝×H9㎝
賞味期限:常温1年
原材料名:有機米ぬか(国産)、食塩(石川県産)、昆布(北海道産)、有機唐辛子(島根県産)
<補充用たしぬか>
内容量:240g
賞味期限:常温1年
原材料:有機米ぬか
※開封前は直射日光、高温多湿を避け常温保存してください。開封後は、常温ではなく、冷蔵庫で、ぬか漬けをお楽しみください。