Envelope Select|菜の辞典

キッチンに置いておきたい、野菜の辞典

瑞々しいアーティチョークが描かれた本を開くと、そこに広がるのは野菜の世界。おなじみのものから、珍しいものまで沢山の野菜が紹介されています。知っていそうで知らなかった野菜のことを教えてくれる「菜の辞典」。著者の長井史枝さんにお話を聞きました。

■野菜との付き合い方を見つけるために

「菜の辞典」はライターで野菜ソムリエでもある長井史枝さんが雷鳥社のスタッフとともに野菜に関する疑問をもちよってつくった、台所に立つ人目線の本です。

「健康志向もあって、野菜に関する情報が沢山出回っていますよね。ごぼうはあく抜きした方がいいという人もいれば、しない方がいいという人がいたり、野菜ジュースを飲めば野菜不足は解消できるという人もいます。

情報がありすぎると、何が正しいかわからなくなってしまいますが、つくる料理によって扱い方も変わるし、個人の好みや生活スタイルによって野菜の摂り方も違うでしょう。

絶対に『こうしなければいけない』というのではなく、ゆるく長く野菜とつきあっていくための手引書のような本ができたらという想いがあったんです」

■約180種類が掲載されています

自分なりの野菜との付き合いができるように。本は辞書形式で、どの野菜も同じように栄養成分や選び方、食べ方、保存方法などが紹介されています。

それにしても驚いたのがその数。野菜を中心に、ハーブ、山菜、豆類もふくめて約180もの種類が掲載されています。

▲栄養素は生で食べることが多い野菜は生の状態のデータを、茹でて食べる野菜は茹でた状態のデータを掲載しています

巻末には栄養素の働きや、症状別に食べたい野菜も掲載。貧血気味だなとか身体が疲れているなど不調を感じたときに、どんな野菜をとるといいのか調べられます。

■イラストを見ているだけでも楽しめる

「昼下がりにパラパラとめくりたくなる本にしたかった」という長井さん。あまり難しく考えずに楽しく読んでもらえたら、と話します。それに一役買っているのが、川副美紀さんのイラストです。

その瑞々しさに触った時の感じや食べた時の感じまで思い起こさせる川副さんの水彩画は、ずっと眺めていたくなります。

アボカドは木になっている状態で、小豆はサヤとともに…。野菜によってはスーパーではなかなか目にできない姿が描かれていて、新たな発見もあるんです。

■いつでも手に取りやすい場所に

本の大きさはコンパクトな手のひらサイズです。装丁も美しいので、本棚ではなくキッチンの目に触れる場所に置いても。

献立を考える時に、今おいしい野菜を知りたい時に。すぐ手に取れる場所にあると便利です。

「野菜、ちゃんと食べてる?」大切な人にかけずにはいられない、この言葉。この本はそんな気持ちを押しつけがましくなく、自然に伝えてくれそうです。

一人暮らしをはじめたお子さんに、結婚のお祝いに、遠くに住む親に…身体を労わってほしい気持ちを込めた贈り物にもおすすめです。

▲カバーをはずした状態も可愛い

SHOPPING MEMO

著者:長井史枝(著)川副美紀 (イラスト)
サイズ:A6判/上製/320p/オールカラー
発売日 : 2019/11/23
出版社 : 雷鳥社

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