日没が早くなり、夜の長さを感じるこの頃。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
エンベロープの寝具店では、ドイツ生まれビラベックの「ゾマースペシャル肌掛けふとん」と、イタリアのブランドLANEROSSI(ラネロッシ)の「ウールブランケット」が入荷しました。
どちらも素材は「ウール」。あたたかく過ごしたい冬に向かう季節だから、ウールは当たり前に思われるかもしれません。ですが、今回採用したのは羊の毛の底力に魅せられたから。ご紹介しようと思った経緯を書き綴りたいと思います。
▲羊の毛が1.1㎏詰まったビラベックの「ゾマースペシャル肌掛けふとん」
▲「軽さ」「肌触り」「あたたかさ」の3つが揃ったLANEROSSIの「ウールブランケット」
毎日の睡眠で「よく眠れた!」というバローメーターになっているのは、やはり眠りの長さではないでしょうか。すっきりとした目覚めが大切という意見もあります。長時間眠るには深さが大事で、爽快な目覚めを支えているのも「眠りの質」です。
そんな眠りの質を上げたいと考えたときにポイントになるのがこちら。
1. らくな寝姿勢で脱力できているか
2. 睡眠環境に眠りを遮る光や音がないか
3. 寝床内温度(寝床内温度は32~34℃、湿度は50%±5%)
寝床内温度とは、寝具と人の間にできる空間の湿度や温度のこと。ご家庭では計ることはできませんが、暑くなく寒くなく「自然なあたたかさ」であるかが判断基準になります。
その自然なあたたかさをめざすのに最適なのがウール素材。外界の温度に対して寝床内温度を守れるように「掛けるもの」を選びますが、ウールは気温の変化に広く対応し調湿機能も備えています。
<ウールをおすすめする理由>
1.保温力もありながら、睡眠中の汗も吸って吐きだしてくれる(しかも汚れにくい繊維)
2.自然なあたたかさで気持ちよく眠れる
3.いま持っている寝具に付け足せる+通年使うことができる
ゾマースペシャル肌掛けふとんと毛布、どちらも3シーズンは使えて用途はほとんど同じです。毛布の肌触りや薄さだったり、キルティングの仕様等、万能な羊の毛をきちんと活かす設計がなされていることに魅力を感じました(詳しくはつくり手ファイルをご一読ください)。
どちらが自分に合うか迷ってしまう方は、お好きな風合いの方をお選びください。いま使っている寝具にプラスすることで、自然なあたたかさで心地よい睡眠をもたらします。
スタッフみやした