みなさま、こんにちは。すっかり冬本番ですね。あたたかな布団からすぐに抜け出せない季節でもあります。
今回は10月25日、26日にリネンバード北浜で開催した「眠りの体験会」について書こうと思います。
体験会にご参加いただいたみなさま、遠方からご参加のお客さまもいらっしゃり、本当にありがとうございました。
▲眠りの体験会は満員御礼の盛況ぶりでした
布団の在り方って、昔の私はどう感じていたんだろう。そんなことを思い出す二日間でした。
当日はいろんな悩みを持ったお客さまが参加されました。ISHITAYAの代表、田中さんと熊澤さんが、お一人一人の悩みを聞いて、その方にとっての最適解を模索していきます。その過程を現場で一緒に聞かせてもらうと、過去の自分が布団についてどう解釈していたかを思い出すのです。
(以前にも書きましたが、私の20代は硬い木のベッドの上に綿の敷布団だけを敷いて眠っていました。今なら、支える力が足りないので、その下にラテックスマットレスか馬毛などを敷いて身体に近い部分にはウールパッドを。カバーは汗を吸って吐き出してくれるベルギーリネンがいいよ、と伝えたいです)
お客さまは、いま自身の布団に対して何を感じているか率直な言葉を話されます。中にはベッドで眠るのが苦痛でソファで横になるほうがラクだと話される方もいらっしゃいました。
そんな方々が身体をしっかりと脱力し解放させてくれるISHITAYAの寝具提案に巡り合われたことに喜びを感じながら、一緒に話を聞いていました。

なぜ「体験会」が特別だと思ったのか、その理由はふたりが一辺倒な言葉を伝えることは一切なく、その人のために必要な言葉や情報を即興で伝えられていたからです。
自分たちの価値観やスタイルを押し出す訳ではなく、「どう感じられますか?」と、心のこもったやりとりをされているのが印象的でした。
当日、お客さまの中には鍼灸師の先生もいらっしゃいました。お話をうかがっていると自身で診られている患者さんに勧められるような寝具に出合いたく、ISHITAYAに興味を持たれたということ。
興味深かったのは、田中さんとその方との間で、身体を横になって血液の循環がよい状態になるとケガが治りやすいと話されていたことでした。緊張や余計な力が抜けて良好な血行になることは、私たちが想像する以上に大切なことなのですね。

「眠る」とは、明日の英気を養うための時間。日々いろんなことが起こり、眠れる日もあれば、ぐっすりと眠れない日もあるでしょう。
身体は資本で休息は私たちの想像以上に大事なこと。体験会に参加されたお客さまは真剣に眠りや寝具と向き合い、自分の身体を大事にされているように思いました。
布団は眠るための道具ではなく、「身体を預ける場所」なのだと、そう教えてもらった二日間でした。
スタッフみやした

