エンベロープではクリスマスアイテムが続々と登場中。そのなかでも私が凄くそそられるのがスウェーデンの伝統技術からつくられるキャニスター「Burk」。
このアイテムが届いて触ってみると、癒しを感じるような、手仕事ならではのなんともいえない存在感。しっとりとやわらかさのある白樺の樹皮は、均一なのにどこかにゆらぎがあって、手にするとふだん日常の中で接する道具とは異なります。
触れ方を変えなくちゃ、という気持ちだったり、まるで大切な生きものに触れるような感覚。だからといっても見た目以上にしなやかさがあるので、決して壊れやすい印象はないんですよね。
「珈琲豆入れる?ティーバックをラフに入れて置いておいてもいいよね」そんな話をしながら、使い方を妄想中。驚くほど密閉性があるのですが、スウェーデン現地ではパンの保存やグラノーラや砂糖など調味料入れとしてこの仕様が使われていたそう。長く使って経年変化を楽しむ、北欧の人たちを想像します。
つくり手の迫田さんは、本場スウェーデンで家具や白樺細工を学び、永く使い続けてほしいという考えから、壊れてしまったら可能な範囲でお直しもしてくれます。その伝統工芸への想いにも尊さを感じました。
寒くて静かな夜、こんな柔和なやさしい子がテーブルにいてくれたら。フィーカにぴったりのとっておきのキャニスターです。
(エンベロープスタッフみやした)