近々エンベロープでは本の特集を予定しています。今週はオフィスで雑誌『暮しの手帖』を読んでの座談会をしました。お題になったのは1970年代や1980年代の暮しの手帖。その当時はどんどん新しい家電が生まれ、便利そうだがそれが高価でもあり、まだ疑心暗鬼にモノをみていた頃でしょうか。
自分たちの暮らしにほんとうに必要なものなのか、これは「買う」ものなのか「つくれる」ものなのか。いろんな眼差しで雑誌が編集されています。
約半世紀前の雑誌をのぞくと、時代によって感覚が様変わりしている部分と変わらない部分が浮かび上がります。「よい服をすくなく」「おしゃれなお金の使い方」「チーズの旅チーズの話」「チュニジアのコートをまねて」……いろんなページがありました。
私たちはリネンの服や生地、寝具、ヴィンテージ家具を紹介しているお店なので、天然繊維の快適さ、あたたかさや涼しさのことに触れている記事や、自分好みに自由に空間をつくっているページには深く共感を覚えました。
ちょっとスマホと距離を置きたいと思っている方に、ぜひこの特集をご覧いただけたらと思います。
(エンベロープスタッフみやした)